Archive for 11月, 2018

オリィ研究所、期間限定カフェ開設 身障者遠隔操作のロボ接客

 date 11月 26, 2018    comments  Leave a Comment   postedby  

ロボットベンチャーのオリィ研究所(東京都三鷹市)は、11月26~30日、12月3~7日、東京都港区の日本財団ビルで、同社が開発した分身ロボット「orihime(オリヒメ)-D」が接客するカフェを期間限定で開設します。日本財団などと共同で、重度の障害者や外出困難な人が遠隔でオリヒメを操作し、来店客に飲み物などを出すというものです。同社のオリヒメは、テレワークの現場で活躍しており、既にNTT東日本など約70社に供給しています。さらにALS(筋委縮性側索硬化症)患者向けに、眼球だけで操作できる視線入力装置が今夏に開発されたことから、期間限定のカフェで、重度の身体障害者によるリモートワークの実証実験を行うということです。カフェは座席数が24席と少ないことから、同社は枚数限定の予約チケットをクラウドファンディングサイト「マクアケ」を通じて販売しています。人手不足倒産というのがニュースになるくらいですから、身障者の社会進出を図る意味でもこれは画期的なものになるかもしれません。

「ロボティック・スキン」ならぬいぐるみも動かせる

 date 11月 15, 2018    comments  Leave a Comment   postedby  

イェール大学にて、柔らかいけど別段動くこともない素材を動かしてみよう!という研究が行なわれています。それは中に何かを仕込むのではなく、ロボットの表皮を巻き付けるだけという、割とお手軽な方法なのです。本来は、NASAが地球外で活動する手助けになれば、という目的で開発されました。一枚のスキンにはセンサーとアクチュエーターが内蔵されており、ひとつの物体に何枚でも並べて巻き付ければ、そこに命が与えられたかのようにグネグネ動くのです。賢いことに、巻いた物体がどれくらいの力でどれくらい動くのか反応を感知し、システムに知らせるようにもなっています。スキンの寸法、材料特性、および力の能力や剛性の特性との関係を計算し、ムダなく適切な力で動かせるわけです。その上で、遠隔操作で動かすようにデザインされているのです。このスキンの強みは汎用性にあります。通常のロボットはひとつの目的しか果たせませんが、これなら創意工夫と組み合わせ次第で複雑な動きを再現することが可能です。しかも軽量で運搬も楽チン。紙にでも、膨らんだ風船にでも貼り付けて、ロボット化させることだってできるのです

「来年は平日しかライブをしません」 夫婦デュオ・ハンバート ハンバートの“働き方改革”

 date 11月 8, 2018    comments  Leave a Comment   postedby  

今年6月に「2019年は平日しかライブをしません」と宣言したアーティストがいます。かき入れ時の週末を避け、なぜ平日のみの道を選んだのでしょうか。そこには、アーティストの大胆不敵な“働き方改革”があったのです。9月8日、ライブ好きが集まる日比谷野外音楽堂はたくさんの子ども連れの家族でにぎわっていました。超満員のお客さんの前に表れたのは、夫婦デュオの「ハンバート ハンバート」です。ノスタルジックな曲でお客さんを虜にし、さすが夫婦ハモリも見事です。「2019年 ハンバート ハンバートは平日しかライブをしません」 2人はなぜ「来年は平日しかライブをしない」という決断を下したのでしょうか。妻でボーカルの佐野遊穂さんは次のように話します。「私たちは夫婦で活動していて、子どもも3人いる。子どもの成長にしたがって、保育所の行事とか学校の行事とかが週末にあって。一緒に活動しているので、どっちかが行くということもできないので」ということだったのです。