ドコモ吉澤新社長が就任 AI開発に意欲

NTTドコモは6月16日、吉澤和弘副社長の新社長就任を発表しました。吉澤氏は5月に次期社長へ指名され、同日行われた株主総会ならびに取締役会を経て正式に決定したものです。加藤薫社長は相談役として取締役会に残ります。吉澤氏は就任会見で、「入社以来、移動体通信に関わり、その進化と発展に尽くしてきました。実用化に携わった最初の携帯電話は900gあり、もちろん音声通話のみです。30年たってそれがスマートフォンに進化し、ポケットに入るデバイスで世界中の情報が手に入るようになりました。『スマホは成熟した』という声も聞かれるが、まだまだそんなことはありません。『さらなる価値をお客さま・世の中に提供し続ける』ことがドコモの使命です」とあいさつしています。スマホやIoT機器といったデバイスの進化はもちろん、5Gに代表されるネットワークの進化、さらにクラウドや仮想化などソフトウェア面の進化にも期待を寄せつつ、「1社だけでできることは少なくなってきました。ドコモの社内だけでなく、パートナーのアイデアを広く受け入れ、新たな発想を生み出したい。そしてこれまで以上にスピード感を持って取り組みたい」と意欲を見せたのです。具体的な例として、クラウド人工知能を使った「生活に溶け込むパーソナルエージェント」の研究が進んでいるということです。実用化の明確な時期は明かさなかったのですが、「自動運転などは2020年をめどに開発が進んでいる。そこが1つのターゲット」と述べ、2020年頃までに登場させたいと見通しを示しました。
 

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