インターネットやクラウドなどとつながっているクルマ(つながるクルマ)のレンタカーで、ナビゲーションなどの機能を使ったり、自分のスマートフォンを接続したりする方は多いでしょう。米連邦取引委員会（FTC）によると、「つながるクルマ」のレンタカーでそういった事をすると、個人情報が車のシステムに保存されてしまい他人に見られてしまう恐れがあるという。「つながるクルマ」の車載システムでは、位置情報(GPS)や音楽、ハンズフリー通話、メール、インターネット閲覧などの機能が利用可能です。が、FTCによると、例えばGPSで入力した内容(職場や自宅などの位置情報)が、車を返却した後も保存されている可能性があるというのです。それだけならまだマシですが、自分のスマートフォンを接続してしまった場合、電話番号やメールのログ、最悪の場合メールの内容や連絡先まで保存されてしまうそう。このような事態を防ぐために「レンタカー車のUSBポートではなく、シガーソケットを使って充電すること」「レンタカー車を返却する前に情報システムの設定メニューの接続されたデバイス一覧から自分のデバイスを削除すること」「レンタカー車に自分の端末を接続する場合、不要な情報へのアクセスは許可しないこと」などの対策が必要です。レンタカーに限らず、現代の日常生活には個人情報が共有されるリスクが常に存在していることを忘れてはいけませんね。
